2007年11月05日

自動翻訳サービスを高精度化するためのテクニック。


自動翻訳サービスは便利なサービスですが、万能ではありません。
使ってみておわかりのとおり、機械が適当と思った単語を当てはめて翻訳することから、少々おかしな文章になる事が普通です。

機械翻訳のしくみとして、複数の意味を持つ単語の中から、機械がその文に合っていると判断した単語を当てはめ、翻訳をしています。

日本語を外国語に翻訳したような場合は、人間が考えるように文章の体裁を考えて整えたりはしてくれないので、おかしな文章が出来上がるのです。
まず翻訳しようとする日本語そのものがわかりやすいかを、事前に日本語としてチェックしてみることをオススメします。

そのため、まず日本語を英語に翻訳したい場合には、翻訳する前の自分の日本語の文章を見直してみる事が大切です。
まずはきちんと主語をつけ、主語と動詞の対応関係を明確にして翻訳してみましょう。


また、文章の長さにも気をつける事です。
日本語としてつい文章が長くなってしまいがちですが、これは誤訳につながります。
句読点と接続語を適度に使い、文章を短く区切っていくようにすることで、わかりやすい英文に翻訳してくれます。

日本語特有の曖昧な表現もみなおしてみることが必要でしょう。

そのようにして、自分の書いた文章を英語に翻訳した後、その英語を再度日本語に翻訳してみるのもよいでしょう。
自分の日本語のどこがおかしかったのかもあらためてわかったりします。

そしてそれを再度英語に変換してみる。
そういった使い方もお勧めです。

使える、無料翻訳ソフトとサイトをご紹介。


翻訳ソフトの中には、無料とは思えない高機能なものも多くあります。
翻訳のフリーソフトで便利そうなものをいくつかご紹介します。

「ちょこっとほんやく」は、InternetExprolerの右クリックでWebサイトの翻訳をしてくれる、便利なソフトです。
対応言語は5言語で、英語・ドイツ語・韓国語・簡体中国語・繁体中国語となります。

「しらべ君」という無料ソフトは、英語・中国語・韓国語を日本語と双方向で翻訳してくれます。

また、「ClipBoardInterpreter」は、Exciteとgooの翻訳サービスが提供する和英・英和・日中・中日・日韓・韓日の翻訳をベースとしています。

クリップボードを監視し、単語や文章がコピーされるとそれを翻訳します。
このソフトは好きなタイミングでの表示に、カスタマイズも可能です。

別に、右クリック系の「右クリックで翻訳」という名前の、多言語対応ソフトもあります。
これも、InternetExprolerの右クリックを使います。
「いろいろ翻訳」を右クリックに追加し、翻訳したい文章やサイトのリンクをドラッグし、右クリックします。
登録済みの「いろいろ翻訳」を選ぶと、各種の翻訳サイトのページにデータが送られ、様々な翻訳ができます。

他にも、「DokoPop!」という、カーソルの置き位置に書かれている英単語の日本語訳をマウスの右クリックで表示できるソフトがあります。
こちらは、英和翻訳の辞書ソフト「Personal Dictionary for Win32」の辞書データを使っています。
なお、「Googleで検索」というメニューがあり、これを使うとGoogleでの検索結果をブラウザに表示できるのは使用感が高いと言えるでしょう。

また、ご存知のとおり、Yahoo!やInfoseek等大手のポータルサイトが、無料の自動翻訳サービスを提供しています日本語を。逆に外語に翻訳する事も、もちろん可能です。
exciteのコンテンツのひとつに「excite翻訳があり、対応言語は英語・中国語・韓国語の3ヶ国語、それぞれ双方向の翻訳が可能となっています。

ちなみに、自動翻訳サービスはテキスト翻訳のみでなく、URLを入力する事で、精度は粗くなりますがWebサイトそのものの翻訳もできます。

精度の高さは今ひとつ期待できないにしても、複雑な構成の文章でさえなければ、これらの無料翻訳サービスで、大まかな意味をつかむ事ができます。

翻訳の世界、ざっと見渡してみると。

 

翻訳家が世界中で慢性的に不足するという事態が近年あるといわれています。

翻訳業界は分野が多岐に分かれており、それぞれの分野での専門的な知識も必要になってきます。

つまり各国の言語ごと、分野ごとに翻訳家が必要という事になり、一人が多国語に対応できたとしてもかなりの数の翻訳家が必要という事になります。

さて翻訳と一口にいっても、さまざまな種類と分野にわかれます。

翻訳家の仕事の大半は「実務翻訳」とよばれるもので、全体量の約90%を占めるといわれています。
実務翻訳とは、コンピュータや電機・医療等などのテクニカルな分野の業界での翻訳業務ですが、これらは別に、産業翻訳とかビジネス翻訳ともいわれます。

実務翻訳は、契約書面や取扱説明のマニュアル等の和英及び英和翻訳において、翻訳の知識のみでなく各業界での専門的な知識も必要となるのが特徴です。

一朝一夕にはいかないものの、各業界において専門的な知識に精通する事で評価を得たなら、その分野の会社等からの翻訳業務を継続的に受けやすくなるわけです。

「出版翻訳」とは絵本や小説、雑誌等の出版物の翻訳に関わるもので、別名文芸翻訳ともいわれ、こちらは文才が求められる分野です。

この分野ではセオリー通りの翻訳のみでなく、その時代の流行など当時の文化の流れを理解し、加えて比喩的な表現等も使える事が必要です。

また誤った翻訳をしないため、歴史、慣習等の知識もあわせて必要となります。

「放送・映像翻訳」はメディア翻訳ともいわれ、様々な分野のテレビ番組や映画、ビデオの字幕や日本語吹替え原稿の翻訳などを行います。

また、「報道番組の翻訳」は、国際情勢や政治経済に関する知識を常に蓄えておく事が必要です。

その他には、映画等の翻訳洋楽CDや料理レシピ、演劇の台本の翻訳など、様々な活躍の場があり、それぞれでの分野に合わせた翻訳能力が求められています。

とりわけ慢性的な人材不足の悩みを抱えているのは「特許専門の特許翻訳」で、その為の翻訳の専門講座は人気が高いという事です。

これはここ数年の急速なIT化によって情報技術等の分野が伸び、それによる特許の出願数の激増したことが理由のようです。

どの分野の翻訳講座を学ぶか検討中の方は。特許翻訳を検討されてみるとよいかもしれませんね。